まず、兼業主夫になるにはどうすればいいのでしょう。
それは自称することから始めます。
「自分は兼業主夫だ」と名乗ることです。
そんなの誰だって言えるよ!!!
こんな声が聞こえてきそうです。
果たして、本当に言えるでしょうか。
自称をするということは、
言葉にそれなりの責任が発生します。
今すでに役割として兼業主婦をしている方は、
家事・育児・そのほか家に関わる色々なことを兼任しています。
それと同じだけのことをしていなければ、
または、する気持ちがなければなりません。
果たして、本当に言えるでしょうか。
ただ、言葉というものは大事なもので、
自分が兼業主夫だと名乗ることですぐに芽生えるものがあります。
それは「自覚」です。
家事にしても、育児にしても、やって出来ないことはありません。
スペシャリストを目指せば、
出来ないということはでてくるものの、
世界中の誰もが、
いつの時代でもやっていることです。
料理が下手でも、
縫い物が出来なくても、
片付けが苦手でも、
最低限の生活を自分でまかなうことが出来れば、
それが主夫業のスキルになります。
言い換えれば、主夫業スキルとは「生活力」です。
今までしっかりと生活が出来ているわけですから、
あとは家族の分まで自分が受け持つという自覚だけです。
もちろん互いに働いている分、時間は足りませんから、
料理は総菜を買ってきてもいいし、
縫い物が苦手ならお直し専門店などに行ってもいいと思います。
また、私が考えている兼業主夫論では、
それぞれが「兼業主夫」であり「兼業主婦」であるということですので、
互いに足りないスキルを補いあえば賄えることでしょう。
このように考えたときに、
「それでも兼業主夫である」と明言出来るかといったら、
先ほどよりは少し簡単になったのではないでしょうか。
これから結婚する方は、
「花嫁修業」ならぬ「花婿修業」として
料理や洗濯を覚えればいいと思います。
すでに結婚されている方は、
今からパートナーに聞いて、
少しずつでも覚えていけばいいと思います。
例えば年配の方でも「いまさら」ということはないと思います。
人生80年余り。
生涯を添い遂げるためには、
少しずつでもお互いを支え合う関係でいた方が良いと思います。
また、仮にもし何かあって一人になってしまったとしても、
生活力は非常に役にたつスキルです。
ぜひ少しずつでも身に着けていって、
「自分は兼業主夫だ」
と胸を張って言えるようにしましょう。
そしてこれは卵が先か、
鶏が先かという論になりますが、
先に自称してそのあとに覚えていく方がよいと思います。
後に触れますが、「自称兼業主夫」は非常に便利な言葉になります。
まずはとにかく名乗っていきましょう。
コメント